京都競馬場の特徴―軽い芝に注目
京都競馬場の特徴
京都競馬場の傾向をちょっと覗く
数々の名レースの舞台となった京都競馬場―。 その舞台裏に迫るべく、京都競馬の内部に迫りながら、傾向や競走馬との相性、あるいはどのような馬が力を発揮してやすいのか、さらにどのような予想、馬券購入方法が儲かるかといったことを思い出しながら話を進めて行く予定です。
とはいえ京都競馬場に関しては、すでにJRAの公式サイトでも詳しく説明されていますし、熱烈な競馬ファンの方の中には相当詳しくコースを分析しているものもあります。
ここではそういった分析を引用させてもらいながら、僕なりの見解や儲かりやすそうな予想方法を見出していきたいと思います。
軽い芝に注目
これまで、福島競馬場、阪神競馬場、東京競馬場、函館競馬場、中京競馬場、中山競馬場と6つの主要競馬場を研究してきました。いずれにも大きな特徴があり、競走馬との相性などがハッキリしていました。
それを京都競馬場でいうのであれば、「芝の軽さ」です。 京都競馬場の大きな特徴、それも競走馬に直接関係するのは芝状態です。京都競馬場の芝は非常に軽く、あまりグイッと踏み込むことなく軽やかに駆ける馬が多く見られるのもこのためです。
・差し馬に有利な舞台 ・上がりが異常に速くなった場合は、人気薄の先行馬が残ってしまうケースがある ・脚質や枠順よりも、距離実績や、京都の軽い芝への適性が重要になる 参照元：競馬予想ナビゲーション―京都競馬場
イメージとしては土をそのまま蹴っている感覚で、そこにさらさらとした芝を乗せてる感じ。ですので競走馬はあまり体力を消耗することなく、馬本来のスピードやその他能力を発揮しやすい競馬場ということができるでしょう。
マクリの聖地
そういった馬場に最も敵している脚質は「マクリ」です。最高峰から、そして外から抜いていくあれです。マクリと言えばかつてのディープインパクトがそれをよくやっていましたが、最近あれほどのマクリは見ないですね。次世代に期待です。
少し話は逸れましたが、京都競馬場は先ほど申し上げた通り、芝が軽く、そのため競走馬への負担はあまり大きいものではありません。ですので後半勝負をかける"マクリ馬"には好条件と言ってよく、ラストスパートに懸ける体力を存分に出すことができます。
以下はそのデータになります。こういったようにマクリの勝率は実に3割以上。もちろん距離別ではないので、正確なデータとは言えないのですが、大きな傾向を捉える上では問題ないと思われます。
まとめ
個人的には、逃げ馬や差し馬のようにポジションを気にする馬というよりは、ラスト3ハロンぐらいで勝負する追い馬やそれこそマクリ馬が儲かる可能性が高いと思います。
特に距離の長いレースでは、マクリの威力も発揮しやすいと思われますので、そういった特徴を持つ馬や血統には注目しておきたいところです。まあ出走馬全頭そういった脚質であればお手上げなのですが…。
