5.23 いよいよ馬券巨額脱税事件の判決
久しぶりの更新は全くもって儲からない話です。例の馬券巨額脱税事件の判決が5月23日、いよいよく下されるのです。競馬ファンとしては馬券購入は必要経費だと思いますが、検察官からすればただの脱税だという主張。そう、これは競馬の未来をかけた闘いなのです。
実際脱税になったらどうなるの?
最初に言っておくと脱税は犯罪です。犯罪ということは処罰されます。では脱税ではどのような処罰がありうるのでしょうか。管理人がよく見るAll Aboutさんにわかりやすい記事がありましたのでそちらを参考にしました。
1.延滞税の発生 2.加算税の発生 3.罰金 (4.社会的制裁)
延滞税は収めなかった罰として、加算税というのがわかりにくいのですが、その脱税が悪質かどうか、つまり収入などを紛らわして申告していないかということです。俗にペナルティ税とも言われたりする税金ですね。 http://allabout.co.jp/gm/gc/296481/
あとは罰金、社会的制裁。社会的制裁についてはその会社の規模やマスコミがどう扱うかがカギになってくるのですが、スキャンダルになりやすければなりやすいほど取り上げられ、大きな社会的制裁を受けるかもしれません。
問われる『担税力』
もし実際に脱税が認定されたとしたら、被告人となっているこの男性は儲けた金額以上の税金がのしかかるかもしれません。検索は馬券で得た収入と主張したのは28億円あまり。通常の人であればとても払える金額ではありません。
そこで登場するのが『担税力』という言葉。簡単に言えばその税金は支払い可能な税金なのか?ということです。これは実際に受け持つことができない額の税金の負担を強いるのは租税制度の根本から外れるという考え方にもとづいており、本件のように一般の人が見ても払えなさそうな金額はこの担税力の有無というのがネックになってきます。
判決を待つしかない
これは競馬の本質とともに、払う側の税金の本質が問われる裁判だと思います。判決が出てもおそらく控訴・上告をお互いするでしょう。それくらいお互いの主張が真っ向から対立しています。
ただ今は判決を待つしかありません。特にこれからも競馬をやっていこうと思っている管理人にとっては死活問題。判決が出たらまた何か書こうかと思うので是非ご覧ください。