タッチミーノットに初タイトルを。~新潟記念~
初タイトルは、一回だけ。
初タイトル。
彼の時代が来た。そんな気さえする。まるでこの時を待っていたかのように…。
彼の名は「タッチミーノット」。
前回の七夕賞では惜しくもクビ差2着。ゴール前での追い込みは初タイトル獲得まであと一歩の出来だった。
どこまでじらすんだ彼は…。
七夕賞から二ヶ月間あった今回のレースは新潟記念。ストレートの真っ向勝負。
(netkeibaより引用)
この二ヶ月間、タッチミーノットは短期放牧を挟んでのレースとなる。体調は抜群だろう。
彼は決して順調な出世街道を歩んできたわけではない。タッチミーノットは3歳時に中央で勝ち上がることができず、一時は地方に転厩。そこで「武者修行」を敢行。レースでも2、1、1、1着の好成績を残し、自信をつけた。
調教師の柴崎氏も「以前、違う厩舎にいたときは体質が弱くて、精神的にもモロかったようだ。でも、地方で勝ってウチに来たとき、すぐに“これは走る、大事にしよう”って思った」と語っている。
そう、タッチミーノットは「帰ってきた馬」なのである。
私は「初タイトル」を手にする瞬間の馬というものを見たことがない。
明日はそれを、どうしても見届けたいのである。
タッチミーノットに幸あれ。
ps.記念に馬券買いました。