中京競馬場を徹底分析!
中京競馬場の特徴
中京競馬場の傾向をちょっと覗く
ほぼ平坦な競馬場から一変、急な上り坂が新たに追加された中京競馬場。戦前の予想とは裏腹に想定された傾向とは違う結果に驚いている人も少なくないでしょう。
もちろんレースによって距離も違えば使うコースも違う。そのような環境の中で全体の傾向を捉えるのは難しいと思うのですが、一応ひとまとめにしておくと予想もしやすいかなと思って今回取り上げてみました。一応競馬雑誌と読みながら、あとJRAのサイトを見ながら分析していったので、ある程度説得力はあると思います。
まずは急傾斜の坂!
新・中京競馬場の物語るものとして最大の特徴はゴール前の坂と言えると思います。なんせあの中山競馬場に次ぐ2番目の傾斜となっていて、福永祐一騎手も「威圧感」があるとコメントを残したくらいです。
もちろんスタミナが必要とされることは間違いなさそうですが、駆け上がる瞬発力というのも問われそうな感じです。ゴール前に設置されているとは言え、その後も100mか200mぐらい直線が続くわけなので、それを見越したレース展開を騎手をはじめ陣営側は考えなければならないでしょう。
ストレートが100m延長
今言ったストレートにも変更が加えられています。旧バージョンが約300m、新バージョンが400mと約100m伸びています。そういったことからもやはり持久力が必要とされるようになった競馬場というこというまでもなく、他の競馬場で同距離のレースでもちょっとした違いが出てきそうです。
コーナーへの入りを多少失敗しても距離が長くなった分、挽回のチャンスも増えたのかとも思ったりします。
短距離は枠順が命
ストレートが長くなった一方で、短くなったものもあります。それは短距離レースのスタートから第1コーナーまでの距離です。
この距離が短くなったことによって外枠不利の意見が多数聞かれています。実際に騎手の方からもそういった声が寄せられており、枠順の差が大きいということは大半の人が感じている模様です。
一方で福永祐一騎手は「コーナーにバンクがついているので馬は周りやすい」とそんなには差がないのではないかという意見も聞かれています。この影響が出ると思われるのは1200mと1600mのコース。もちろん枠順による差なんて発生しないほうがフェアなのでしょうが、それも競馬も面白さと捉えることができれば、少なくとも見る側は競馬を楽しめそうです。
勝負はゴール前?
以上のことを鑑みると、ゴール前でかなりもつれそうな様相を呈しています。やはり坂とストレートの伸びは競走馬に大きな影響を与えるのでしょうか。
しかしこれまでのレースを見たところ、どうやら逃げ馬がそこそこ勝っている感じなんですよね。むしろ追い差しの展開というのはあまり見られなくて、逃げあるいは先行の位置でそのままゴールするといったようなレースが多いような気がします。
つまり坂を超えたあとの波乱はあまり想定せず、どの馬がその坂に早く突入するかを考えた方が良いかも知れません。
まとめ
とにもかくにもまだまだはじまったばかりですので、傾向が一般化されるのまでにはまだ少し時間がかかりそうですね。これからの定期的に競馬場に関する知識を提供できたらと思います。