トレセン裏情報!入門編!
調教するためのトレセン
今回はレースの予想ではなく、レースに臨む前の準備をする場所について書きたいと思います。
レースの準備と聞けば、1番先に思い出されるのは調教ですよね。
調教はレース前の調整として、非常に重要な要素を含んでいます。
ちなみに調教は朝早くに行われるそうで、だいたい6時が相場らしいですね。
ではこの調教が行われる場所がどこか。
それが今回取り上げるトレーニングセンター、通称トレセンです。
坂路トレーニング
そこで行われるトレーニングは大きく分けて4つあります。
一つ目は坂路トレーニング。
このトレーニングの目的は瞬発力向上です。
一気に坂路を駆け上がることにより、筋肉が増強され、トップスピードと加速力の向上が期待されています。
しかし、この坂路トレーニングは、脚に相当の負担がかかるため、やり過ぎは禁物みたいですね。
馬はガラスと揶揄されるように非常にケガしやすい動物ですからね。
また、コズミ(馬の筋肉痛)も発生しやすいので、レース直前とかではあまりやらない方が良いかも知れないと思ったりします。
ジョギングトレーニング
2つ目はジョギングトレーニング。
これはスタミナアップのためですね。
同じペースでずっと走ることで、心肺機能の向上をはかっているようです。
このジョギングトレーニングは、坂路トレーニングほどは脚に負担はかからないため、無難なトレーニング方法と言えるでしょう。
しかももともと馬は走る動物なので、適度なスピード走ることは、馬にとってもあまりストレスがないと思いますね。
併せ馬
併せ馬とは、2頭の馬を同時に走らせて、競争精神や、逆に駆け引きを馬に叩きこむためのトレーニングです。
なのでどちらかというとメンタル的な要素が大きいトレーニング方法ですね。
競走と競争。やはり競うものは精神的な面が大きいと思いますね。人でも馬でも。
プールトレーニング
最後にプールトレーニングを紹介しますね。
プールトレーニングは馬をプールに入れ、そこでプカプカ浮いたり、犬かきみたいに泳ぐトレーニングです。
特に脚を鍛えられるというわけでもないのですが、このプールトレーニングによって、馬はかなりリラックスすると言われています。
人間の世界でもよくバカンスでプールのシーン出てきますよね。
やっぱり無重力空間はあらゆる生き物をリラックスさせるんでしょうね。
まとめ
結構長くなってしまいましたが、ここまで読んでいただいてありがとうございます。
このトレーニング方法を押さえていれば、パドックを見る際にも一定の判断基準が持てると思います。
例えば歩き方のバランスが悪かったら、コズミかな?坂トレやったかな?と推測できます。
次回もトレセンについて、特に騎手たちが集う調整ルームについて書きたいと思います。
良かったら読んで下さい。
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